エトワール

春の夢のエトワールのレビュー・感想・評価

春の夢(2016年製作の映画)
3.8
何が、どこが現実で、どこまでが夢なのか。何もはっきり分からなくても、どちらであっても夢のようで…現実と夢が良い意味で重なる…チャン・リュル監督の世界…

やはり監督の作品が好きみたいです…!モノクロの使い方も実にニクイっ…!

皆それぞれ必死に人生と向き合おうとしていて、そして支え合って生きていて…辛いことの方が多いように思える現実にふと起こる不思議な出来事が堪らなく切なく光る…。

きっと4人にとって愛おしい日常の時間が、観てる側にも愛しくて、その瞬間は戻らず常変化することが苦しく、美しく、沁み渡った。

2023.4.8