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マックのRUNPENのレビュー・感想・評価

マック(1988年製作の映画)
4.0
ETのパクリETのパクリETの方がすごいなぜなら大ヒットしてるから!
なんて思ってるヤツは永遠にET見てればいいだろ!!
うるせえんだよ!馬鹿野郎!!!

ミステリアスエイリアンクリーチャーなんだよ!こっちは!!

だいたいET人気に便乗も何もETから6年もたってから制作されてんだから、便乗もクソもない。
そろそろETの事みんな忘れてるだろうと思って企画してんだよ!!(誰も忘れるワケないしむしろマックのおかげで思い出すけど)スポンサーにマクドナルドとコカコーラで資金もバッチリだ。
当時のマクドナルドがハンバーガー業界でどの程度の立場だったのかは興味深い。この映画で業績上がったのだろうか。

このものすごくわかりやすいタイアップは観ていて逆に清々しかった。
妙にマクドナルド推すな…ドナルドも出てきた…あっ!!だからマックなのか!!と気がついた時のスッキリ感と言おうか。
それ込みで面白い。

マックが地球に来るくだりこそ違えど、前半はまさに、これほぼETやな…という感じなんだけど後半は独自のお話を見せてくれます。
途中80〜90年代のアメリカ映画らしいアクション、やたらとクルマの事故が派手だとか、ものすんごい爆発するとかハリウッド的な絵面は見事です。
意外と製作陣も豪華で特撮や音楽などは一流ぞろいで安心して見ていられる。

それよりなによりこの映画の1番良いところはマックがとてもかわいらしいところ。
一応人間に見つからないようにコソコソ行動してるんだがコーラを見るとガマンできない、すぐ飲もうとする。かわいい。
腕がミョーっと伸びたり電気を発生させたり、のちの展開にそんなに影響を与えない能力もかわいい。テレパシーポーズは真似したくなる。大きな目玉とおちょぼ口が良いよね。
赤いTシャツも似合ってるでしょ。

だがマックのお父さんは目も小さくて背も高いし動きも変なので怖いです。
でも悪い宇宙人ではない。たぶん。

マックの友達になるキッズ達もかわいい。すんなり受け入れるお兄ちゃんお姉ちゃんもかわいい。みんないい子達だ。

オチ、というかエンディングに関しては正直アメリカの欺瞞というか傲慢さというか、いささか気持ち悪さを感じたりしたんだが、これはこれでハッピーエンドといえばハッピーエンドなので良しとします。
マック家族がそれで良しとしたんならね、
私が言うことは何もない。

ツッコミどころは多々あれどこれは愛すべき映画です。気に入った。オモロい。
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