チョコはエネルギー源！！

『ワイルド・スピード』で有名なポールウォーカーの映画デビュー作。発明とチョコが大好きで変わり者な可愛いメガネキッズ役で出てました。出てることを全く知らなかったので、エンドロールでビックリしました。

巨大な蛇に噛まれたような傷跡のある死体が立て続けに発見されたもんだから、ポンコツ記者のメガネイケメンと子持ちで美人な教授のタッグが真相究明に奔走する、トロマ製モンスターホラー。

タイトル通り、クローゼットの中に化け物が住んでて人を殺しまくるといった内容なのですが、クローゼットがあるとこならどこでも現れるという斬新な設定が面白かったです。しかもチョー強い！銃も大砲もビクともしないという強靭な怪物をどうやって倒せば…？といった感じのお話。

クローゼットから怪物っていうのは何かのメタファーなのかなとか思ってましたが、冒頭で「謎は謎だから、謎のまま受け入れるのが良い」とか言ってたので考えるのをやめました（笑）結局何やったのかは何にも明かされないまま終わるという清々しさが良かったです。

『サイコ』のシャワーシーンを三回続けてスカしてくるという笑いのセンスがサイコーだったし、カエルを解剖したお陰でワクチンが出来たんだという自慢を事あるごとに言いまくる博士には笑ったし、恐らく『未知との遭遇』のパロディだと思われる曲を何度も鉄琴？で鳴らしまくるアナログなしつこさとかクセになるアホらしさがてんこ盛りでした。

大砲とか強烈な電流とかエネルギー破壊装置とか、そんなもんよりも結局はイケメンが最強だってことが良くわかる映画でした。世のイケメンの方々はメガネは外した方が良いですよ♫

ちなみにVHSタグつけてますが、私がVHSで見たってだけで日本版DVDありますよ！

• #ホラー映画と怖い映画
• #こんなのあるよ！だってVHSだもん☆

　土管じゃなくてクローゼットから人を襲う全ての武器ノーダメージマリオのスター状態モンスターと美男がお送りするトロマ映画！

　デカすぎる頭と空いたまま閉じない口がちょっとおバカに見えてカワイイ最高なクリーチャデザイン！

　未知との遭遇、エイリアン、キングコング…色んなオマージュ取り入れた所も笑えるんだけど色んなの入れすぎて話の展開とかギャグが混ぜる危険となっててこちらも最高！

　子役のポール•ウォーカーが出てます！

　あんこぶつけたろか！

ソレは押入れからやって来る！


タイトルだけは知っていましたが未見だったモンスターパニックコメディ。
フォロワーさんのレビューを読んだら、なんと幼き頃のポール・ウォーカーが出ているらしいじゃありませんか！
マジか！と、速攻で探したらアマゾンでDVDありましたが1万円弱というプレミア価格！
おいそれとは観られない代物なのか・・・と、某動画サイトを漁ったらあがっていましたので観てしまいました。
DVDが定価の倍以上するんじゃ仕方ないでしょう（←という言い訳）
で、早速観てみると、これが実に好みにどストライクな大変面白い逸品でございましてね。
ブルーレイ化したあかつきには絶対に購入したいぐらい、最高にバカバカしくてジョイフルな映画でしたよ。

製作はトロマ。
たぶん、60年代とか古い怪獣モノにオマージュを捧げているのだと思います。
既に本作自体がオールドスクールなので二重に古臭いですが、トロマのコメディにしては真剣な作風だし、モブシーンとかに変な迫力もあります。
何だかいつもよりも気合が入っているような気がして、モンスターの造形などに変に期待しなければ、現在でも充分に楽しめますよ。
でも、あくまでも安上がりなコメディの範疇でしかありませんけれど（苦笑）

お目当てだったポール・ウォーカーは科学好きの発明少年役でして、眼鏡をかけたのび太くんみたい。ただし、のび太の数億倍は賢いのですが。
モンスターとの絡みもある主役級の出演で、ワイルドで健康的な不良のイメージだったポールとは真逆に優等生の役。
劇中で母親からも「教授」と呼ばれるほどの真面目くんキャラクターでした。
大人になったポールは男から見てもフェロモンむんむんのイケメンでしたが、子役時代は可愛らしかったんですなぁ〜♪


内容は特に優れているわけでもなく、実にショッパい。
世界の危機（笑）が訪れるわりにノホホンと、どこか牧歌的ですらあります。
それでも劇中の世界では緊迫感あふれるパニックが起きているらしく、観ているこちら側と劇中の温度差が激しければ激しいほど笑えてくるって寸法です。
だって、たかが人間大の飛び道具も持たないモンスター1匹が押入れにいるってだけで「世界の破滅だ！」と大統領でさえ頭を抱えて降参してしまうんですから、ある意味スケールが大きすぎて頭がおかしい（苦笑）
実際、軍隊が出動、トロマ作品らしからぬ大規模でド派手なドンパチが起こるにもかかわらず、モンスターには傷一つ負わせられません（異次元から来たらしいので、SF的な解釈をするなら違う世界の理で存在しているから物理攻撃が通用しないのでしょう。そんな説明は一切ありませんでしたが）。
将軍の台詞では「核兵器もダメだった」とあったりして、マジかよ？！って感じです。
安易に核兵器を使うのも問題ですが、画像検索してもらえれば分かりますけれどそんな強靭で無敵なモンスターにはまるで見えない造形なんですよね。
ケツの穴に目がついたような、なにかの冗談みたいに冴えないルックスで、ずっとガゴーガゴーって唸り続けて五月蝿いヤツなんですよ。
そんなのが全人類を恐怖に陥れているって言われても苦笑いするしかない。そして、そこが面白い！
つまり、脱力感を楽しむのが本作の鑑賞においての正解なのだと思います。
最後の倒し方なんて凄い発想の転換ですよ。
絵的には究極的にショボいですが、全世界で「○○○○を○○○する」のを想像するだけで超笑えてきます！
一部は、ちゃんと映像で見せてくれますしね。
しかも、大いに間違った日本が出てきますよ！（苦笑）

また、色々なSFやホラーをパロっていて、そういうお遊びを楽しむべき映画とも言えるでしょう。
モンスターは口から「エイリアン」みたく「第二の口」が伸びるし、博士がモンスターと意思の疎通をはかろうと鉄琴で音階を奏でるのは言わずもがな「未知との遭遇」です。
「サイコ」のシャワーシーンをコントにして再現、イケメンを抱きかかえたまま（無人となったサンフランシスコを）ノコノコとモンスターが歩き回るのは「キングコング」。
コングも可哀想なヤツでしたが、たった一匹、仲間もいないまま徘徊しているモンスターの、どこか寂しそうな姿には哀愁がただよいますよ。
それから、ベネット女史がモンスターを倒そうとする場面は「遊星よりの物体X」ではないでしょうか。
更に、主人公は新聞記者で眼鏡を外すと超イケメン！
ついでに名前がクラークときたもんだ（笑）
「あの人」と違うのは電話ボックスで変身はしないところ（苦笑）


モンスターが殺人を犯す映画ではありますが、全体の古めかしい雰囲気を大事にしたのかトロマにしては変にゴアな描写は皆無です。
人が死ぬ場面でもスプラッターは、ほぼありません。
序盤で何人か市民が犠牲になるのも、押入れの扉ごしに中の洋服や何やらが飛んでいって、そこに悲鳴をかぶせるだけのお手軽さ。
すんごく安っぽいのがアリアリですが、ゴア描写を目的に観るような作品で無いのはモンスターを見れば一目瞭然なので無問題ですね。

まぁ、お金がなくて巨大怪獣モノが出来ないからスケールをおとして作ってみました、みたいな映画ではありますが、人を選ぶにしても頭がハッピーになれる良作だと思います。
まさにB級映画の鑑（笑）
くだらなさに価値を見いだせる方むけ。
その限定でオススメ致します。

しかし世界を救うのは、やっぱりイケメンなんですな〜。
イケメンであることが大事！
もはや、真理か（苦笑）


某動画サイトにて

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