「殺意の間違いじゃないの?」
善良な市民が幻覚により他者を殺す事件が勃発。
しかも全世界で発生し、遂にジャスティスリーグも解決に乗り出す。
だが魔術やオカルトに関しては世界最強のヒーローチームでも荷が重い。
謎のメッセージを受け取ったバットマンは超常の力と対峙しうる者達に導かれて謎に立ち向かってゆくが…
アメリカならいざ知らず、果たして日本に需要が有るのか甚だ疑問の作品。
何より出てくるキャラクターがオカルト専門のどちらかと言えば(日本では)マイナーな部類のヒーロー、ヒロイン達。
主役で日本での知名度が高いのは「コンスタンティン」キアヌ・リーヴス主演で映画化もされた魔術師。
パッケージはまるでバットマンが主役のように描かれてますが(製品版はバットマンが主役にしか見えない)彼は狂言回しであり、要所要所の活躍はあるも地味(笑)
コンスタンティンはオカルトヒーローですが素行が悪く、かなり各方面から恨まれているクズ男。
映画よりも性格悪い(笑)
次にヒロインは「ザターナ」彼女は正義の魔術師ではあるも自らの魔力の強さに恐れを抱く女性。
本業はマジシャン、でも魔法は本物。
かなり強い魔術師で何度かバットマンやジャスティスリーグと共闘しています。
「デッドマン」魂だけの存在で他人の身体に乗り移る能力を使う男…口が悪いのが玉に傷(笑)
ようするにオバケ。
「エトリガン・ザ・デーモン」人間半分悪魔半分、別人格が一つの身体にある長命な男。
しかし人間体は元騎士ジェイソン・ブラッドであり高潔な男。
悪魔は長い時を経て悪魔なのに悪と戦う正義の悪魔。
火炎を操るのが得意。
変身シーンが格好良い。
「スワンプシング」元科学者だが運命の悪戯により大地の守護者になった異形のヒーロー。
全ての植物を操る巨人。
コンスタンティンが大嫌い。
ここまで個性が強い面子だと、当然チームワークなど望めず、何とか協力するも、まとまりかけたら話が終わると言う(笑)
個人的には好きなキャラクターばかりで、かなり楽しめましたが敷居が高過ぎて誰に勧めたら良いのやら。
サスペンスありオカルトあり、アクションもあり、ストーリーは、かなり面白い。
子供向けでは全くありません。
バットマンとジャスティスリーグの扱いのぞんざいさと役立たずっぷりを楽しむ作品(違う)
DC マニアは必見。
「魔術に関しちゃタイツ野郎共は全く役に立たない!」