風来坊

処刑台の獣たちの風来坊のレビュー・感想・評価

処刑台の獣たち(2017年製作の映画)
2.5
裏社会で強盗を生業にして暗躍する親子。仕事は順調で警察にも尻尾を掴ませず良い暮らしを送っていたある日、強盗後の話で拗れ父親が殺されてしまう…息子は復讐を誓い犯人探しを始めるが…。イギリス製のリベンジアクション映画。

評判が悪いのは皆さんのレビューで承知してましたが、イギリス出身でいかつい容姿でB級アクション映画一筋に生きるベテラン個性派俳優クレイグ・フェアブラスが、主演に加えて共同製作総指揮と脚本まで手掛けるB級映画ファンに贈る力作!と言われればB級映画好きの私が観ない訳にはいかないでしょう( *・ω・)ノ

うーん…やっぱり観なきゃ良かった(´・ω・`)
とにかく怠い…テンポが遅い…。序盤の強盗からのクライマックスまでがとても長く感じます。
クレイグ・フェアブラスの意気込みは感じられますが、あれも入れようこれも入れたいで欲張り過ぎて無駄なシーンが多くテンポを阻害している感じがします。

このいかつい顔と体格の良さなのにアクションシーンが少ない…期待してたのに…。格闘アクションなんてほぼない…その身体は飾りか!そんでもって展開が急過ぎて…親父を殺した犯人探してんのに強盗しなきゃならないってよく分からない…そこに大金があるからって理由も納得出来ない。結局親父より金ですか…この主人公はどんな時も金が大事…。まあ最期に何が大事かは気付いたのかも知れない(´・ω・`)

途中に明かされる主人公の秘密も急過ぎる…急過ぎて逆に消化出来ず驚きはない。
警察との銃撃戦はなかなかの迫力でそれなりには楽しめます。私には急過ぎたんですが二点三点する展開は違う人が観れば楽しいのかも知れない。犯罪アクションとしては楽しめませんが、犯罪群像劇として観ればまずまず楽しめるかも知れません。
風来坊

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