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ゴールデン・リバーのNEPPYのレビュー・感想・評価

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)
4.7
キャストの豪華さや西部劇ということでここしばらくずっと気になっていた作品。
予告を観て想像していた印象とはかなり違ったけれど、想像していたよりももっともっと最高だった。

邦題の通り、大筋は川に眠る黄金を取り巻く物語だけれど、実際は原題でもあるSisters Brothers…兄イーライと弟チャーリーの凄腕の殺し屋 “シスターズ兄弟” の物語。
冒頭から鳴り響く乾いた銃声がやけに大きく聞こえて少し張り詰めた気持ちになったり、妙に生々しい描写に思わず目を覆いたくなったり…かと思えば何気ないシーンが微笑ましかったり。
欲望、友情、夢や愛情…ある意味ファンタジーなんだけどすごく人間臭くて。
ころころと表情を変えつつ、先がなかなか読めない素晴らしい作品だった。

個人的にこの作品は音楽がとても印象的で、上映が終わって映画館を出たあとすぐにサントラを探して、そのあとずっと聴いていて、もうすでに何周してるのかわからない。
こんなことはシェイプ・オブ・ウォーター以来の事で作曲者が気になって調べたらまさかの同じ人だった 笑

ジェイクの穏やかな眼差し、リズくんの無邪気さ、ジョン・C・ライリーはどこを切り取っても最高だったし、ホアキンは手巻き煙草を吸うシーンがセクシーで素敵でした…
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