アニマル泉

恐るべき遺産 裸の影のアニマル泉のレビュー・感想・評価

恐るべき遺産 裸の影(1964年製作の映画)
4.1
若松孝二は「水」の作家だ。本作も川、湖、アザに気づく風呂、そしてラストの夜の海。要所が「水」のイメージで溢れている。
女子高生・のりこ(三浦光子)が出生の秘密と原爆症で運命が狂っていく物語である
のりこの通学路、坂道を降りてくる、橋で不良3人組がいつも待ち構えている、のりこは痛快に3人組をやっつけて川べりの道を駆け降りていく、
何度か反復されるこの場面のロケーションが素晴らしい。
ラストのバレー部員のがのりこを囲む円陣が若松の「円」だ。
FC所蔵作品。白黒シネスコ。
アニマル泉

アニマル泉