アトミ

新日本暴行暗黒史 復讐鬼のアトミのネタバレレビュー・内容・結末

新日本暴行暗黒史 復讐鬼(1968年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

83点

「お兄ちゃん助けてー!!」
縛り吊るされた兄。その目の前で妹チエは村の男らにレイプされ、狂ってしまった。

次の日。放置されていた兄は自力で脱出。復讐の鬼と化す。
「俺は昨日死んだ男だ!」
村人を容赦なく次々と日本刀でぶった切って行く。


代々肺病の家系で差別され、虐められ、村八分にされ、それでも仲良くひっそりと暮らしていた兄妹。
実際、家系とは迷信で伝染病だと医者も診断していた(兄妹はかかってない)が、そのせいで肺病部落と言われ、嫁も来ない、行けない状態が続いていた。
村の総意で兄弟を殺す事になる(役場には病で狂って自殺したという作戦)。
ついでに炭焼小屋、桑畑、麦畑を手に入れたかった。
男達は兄を捕まえ、吊るし棒で滅多打ち。気絶を死んだと勘違いし、そしてチエをレイプした。


家へ戻るとチエは兄を覚えてないほど狂っていた。
誰かがやって来て兄は隠れる。
村人はチエをレイプしようとする。
兄はそいつを捕まえ、吊るし、棒で殴り殺す。
それを見ていたチエは記憶を戻す。戻ったがゆえ包丁で首を切って自殺してしまう。

(ここからカラー、回想は白黒)
兄は風呂でチエを綺麗にしてやり、墓に埋める。

(白黒)
ふんどし一丁と日本刀。村人を順番にぶっ殺して行く。

そんな中、村長が役場の人間と警察官を連れて帰ってきた。村の惨劇を目の当たりにする。

そしてバッタリ。
警察官をぶった斬り、村長をぶち殺す。

「貴様のこの血の色と、俺の血の色とどう違うんだ! 」



というお話。
スッキリしちゃうよね。
鬼畜生(非人間)の村人らに復讐する為に鬼(非人間)と化す。
なりたくてなったわけじゃない。それがサントラとよくマッチしてる。悲しいサウンドが耳に残る。
アトミ

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