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嘘だろと思うくらいベロッキオにまだ発見がある
他に存在し得ない面白さ
エグすぎ

それにしてもなぜいつもこうマヤサンサもメッツォジョルノもアヌクエーメもそしてモリーナもみんな同じ眼をしてる、また男を見るときに上目で顎が上がる

あとベロッキオにしては珍しく夜が長い

そしてまさかのMarx puo aspettare

いやはや、これはすごい。ほとんどベロッキオの自伝なんんだけど、彼の凄いところは耐えられないような個人的経験を映画にすることで、突き抜けてゆくところ。ルー・カステルが、みごとに伴奏してくれるなか、アンヘラ・モリーナのどこか狂気を孕んだ瞳の、少しずつ魅力的に輝いてゆくところなんて、ゾクゾクさせられる。まさに「その瞳、そして唇」(Gli occhi, la bocca）。そして、カステルの母を前にした幽霊の田舎芝居には、驚いて、泣いて、笑ってと、実に映画的な体験でしたね。