私たちが向かう場所
その場所を私は知っている
前回レビューの『女は二度生まれる』から引き続き、『女は二度』シリーズの第二弾見ました…ちゃうか。
原題の意味は全然ちゃいます。
やから担当者は意識したのかなと思っちゃいます。
珍しいタイトルやしね。
でもそんな遊び心は要らんねん!
極力、原題と同じ意味で付けんかいドアホ!
原題はドイツ語でAus dem Nichts
ドイツ語なんて「ダンケ!(ありがとう)」かせいぜい、「シャイセ!!(クソ)」ぐらいしか普段使わんので、Googleで翻訳したら、「どこからともなく」と出るのでピンと来なかったんですが、いくつかの翻訳で調べてみると「無から」という意味がありました。英題も「In the Fade」なので、こっちのが近いですな。
例によって予告、あらすじ一切なしで鑑賞した甲斐があった、思ってたより良かったー!
なので、敢えて内容には触れないでおきます。
よろしければ鑑賞後にネタバレ含めた感想を少し書いてあるので、下にお進み下さい。
とにかく余韻が凄過ぎて感情が追い付かんかった…
ダイアン・クルーガーの表情の演技にあっぱれ!
以下ネタバレありの感想
↓↓↓
邦題はやっぱり狙い過ぎたなと思いますわ。
一度踏み止まって生理が再開したシーンの時点で終わるかなと思って、ありきたりな映画やなと思ってました。あそこで上告したらこの映画の余韻もクソも無いですね。
舐めてました、えらいすんまへん。
ベッドの上で横になりながら、かつての思い出の動画を眺めるシーン。
亡き最愛の夫と息子から
「ママおいで」「お願い来て」
その後そっとスマホを置いて、何かを悟るようなあの何とも言えないダイアン・クルーガーの表情…心が張り裂けそうになりました。
爆破後、カメラはそのまま上空を伝って、逆さまに海へ…
この表現には参った!
なるほどこれは単なる復讐映画ではないんやな。
余韻が凄過ぎて暫く呆然とした。
エンディングの優しい曲も良かった。