『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』
公開初日家内と一緒に観てきました。
開演20分前にスクリーンに入って誰も席に居なかったのが、終わってみると結構埋まってましたね。
初回作『マンマ・ミーア』(2008)から10年、二人して懐かしい思いで観させてもらいました。
前作は、“メリル・ストリープ” “ABBA” “ミュージカル” ということで,
映画館に駆けつけたし、BD も買った。
今回は、“マンマ・ミーア” という One Word で We Go! となった。
期待通り、堪能させてくれた。
冒頭から、なんと、いきなりぶっぱなす!
これは、前作以上のサプライズだったね。
シングル・マザー ドナ役(前作のメリル・ストリープ)のオックスフォード大卒業のシーンから始まり、ドナの青春時代(今作のリリー・ジェームズ)を回想するシーンと、現在とを遁走させていく描写が見事である。
新しい若い俳優たちが古い昔のシーンを、1作目の年寄り連が現在の新しいシーンを、それぞれ演じているのはどうも違和感が伴うね。
前作同様、ABBA の曲が随所に鏤められておりミュージカルの醍醐味を堂々、味あわせてくれる。
何と言っても、“Dancing Queen” の場面。
海から、陸から押し寄せてくるダンシング軍団、これは鳥肌もんだね。
前作に劣らず、“また来たな、やってくれるね” という感じで、文句なし!
“AndanteAndante” もいいね。
キャスティングも豪華。
前作の主要メンバーはもちろん、新しく、主要メンバーの青春版若手女優3名、男優3名。
さらに、ドナの母親役ルビー(シェール)、おまけにアンディー・ガルシアまで出すという手の入れようには参りました。
ただ、メリル・ストリープの出し方は、なんとも物足りない。
ストーリー展開上そうならざるを得ないのか、あるいは、そういうストーリー設定にしてしまったのか。
製作陣は2作共同じだが、監督がフィリダ・ロイドからオル・パーカーに代わっている。
メリルの物足りなさを埋めるのに 1作目の BD をも一度見るしかない。