アマプラで視聴。
スパイダーマン3のヴィランが主人公だが直接関係はなく、独立したダークヒーロー物になっている。
地球外生命体・シンビオートが人間に寄生すると人格を乗っ取られ、内から喰われてしまう。その様はSFホラーの様相だが、主人公エディに乗り移ったヴェノムは訳ありの個体で、共に危機を乗り越えていく。
ヴェノムの風貌とは裏腹にコミカルかつ王道のアクション物になっていて、ヴィランにあたるドレイク以外に悪人もおらずこんな雰囲気なのに何処となく優しさすら感じる世界観。
バイクで追っ手をまくチェイスアクションはヴェノムの特性を活かしたスピード感とアイディアに溢れていて見応えが凄かった。
落ちぶれてやさぐれたエディだが、そもそも正義感の強い男ゆえにやはりヒーロー気質。
ヴェノムも良い奴なのか悪人なのかよく分からないがとりあえず人間相手なら無敵な所は頼もしい。
一番のツッコミ所はあれだけの騒ぎを起こしてエディが日常に戻ってるエピローグだと思うが、そこにスタン・リーが現れるのは二重に笑えた。
「勝ち目は?」
「ほとんど…ゼロ」
「ふざけんな!地球を救うぞ!」