劇場で鑑賞していたが、
忘れている部分も多い為
改めて鑑賞。
不満点が無い訳ではないが、
好きなヒーロー映画だ。
物語は、
記者であるエディ・ブロックが
寄生体シンビオートによって、
アンチヒーロー"ヴェノム"となるまでの
オリジンを描く内容となっている。
暗い作風ではあるが、
物語の筋道自体は王道なヒーロー映画
の流れだった。
主人公エディやヴェノム自体の
独善的な行動に
アンチヒーローらしさを
感じない訳ではないが、
凶悪という程ではなく、
エディとヴェノムの会話劇が
コミカルだったり、
関係性が良好である事によって
良くも悪くもダークな部分を
弱めていると感じられた。
物語序盤の展開が遅く、
ヴェノムとなるまでが
テンポ悪く思えた。
逆に言えばヴェノムになってからは、
アクション盛りだくさんで
楽しめる展開の連続である。
キャラクターの性質上CGアクション
が多めになってしまうのは
仕方ないが残念に思う。
スパイダーマンのスピンオフ作品
であるが、他作品との繋がりはなく、
アメコミやスパイダーマンを
知らなくても楽しめる。
良いブラックなバディヒーロー映画だった。
