監督作に登場する男性は、ほとんどどうしょうもない輩ばかりなんだけど、今作の出版社の社長は頭抜けている。
入社早々のキムミニがいきなり理不尽に奥さんにビンタされるシチュエーションも凄いが、社長の愛人が…
小さな出版社の社長と社員の不倫を軸に、そこに予期せずに巻き込まれていく新たに採用された社員を描いた、ホン・サンス監督のドラマ映画。
ほとんどが会話で構成されるといういつもの会話劇ではあるが、ちょっ…
■街や登場人物を取り巻く空気がとても良い映画。その中でもキム・ミニさんが映るシーンは格別、さすが❗という感じ。
キム・ミニさんも愛人の女性も頻繁に、
「卑怯」
という言葉を使うので、同じセリフが出…
本人たちが大真面目にやっている不倫の修羅場が情けなさすぎてコメディになっている。
時系列が前後しながら進んでいくけれど、登場人物がかなり絞られているので混乱もなく観られた。
モノクロで撮った意味…
キム・ミニの存在感。モノクロ映画なのに彼女が現れると空気が色づく。ぐちゃぐちゃな時間軸が少しずつ収束していくあたり、かなり丁寧な作りなので、ストーリーの表面を楽しめる、つまり行間を読む必要がない。そ…
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