本当に男ってダメだなあ、という映画。その描き方がホンサンス監督ならではの伝え方で、今回は特に情けない、言い訳無用のダメっぷりが、鋭くキムミニに指摘されてタジタジに…はぁ、しかも都合の悪いことはあっさり忘れ去っちゃったりして、それで通用するって思い込んじゃって…身につまされます。クスッと笑える余白も残してくれて、さすが！っていう感じ。これを短期間で一気に撮り切っている天才。その日の明け方からシナリオ書いて、その日に撮影って。いやぁ、改めて凄い監督です！最後に漱石の小説を渡すっていう演出も凄い（凄いっていう言葉しかないのが情けない…）。
