[ある寡黙な女の孤独な闘い] 99点(OoC)
2017年のカンヌ映画祭コンペ選出組は本作品を除いて全て劇場公開されたことが話題となった。そうして私は漸くロズニツァの名前を知り、最も有名であろう本…
2022/8/2
最初から最後まで、主人公の女性が無表情のまま。彼女の問いかけにきちんと答える人はなく、理不尽な扱いを受けるばかり。が、郵便局員や刑務所員には小包返送の疑問を投げ掛けられるのに、見る…
ブリュノデュモンといいラドゥジュテといい、なぜJAIHOには社会派インテリ斜構コメディばっかり溢れてるんだ。最近の映画祭がこういうの好きというだけかな。なんて悪態をたれつつ謎の義務感でちゃんと見ちゃ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
JAIHOにて、本日8/2配信終了。
ギリギリで観終わったので、感想を短めに残しておきます。
5月公開の「ドンバス」のウクライナ出身のセルゲイ・ロズニツァ監督が2017年に発表した寓話的作品。
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"全て手配した。準備は整ってるから。行けばわかる"
人間を人間扱いしないロシアの社会の闇をウクライナの監督が痛烈な皮肉を込めて風刺。ある意味通常運転、少しのファンタジーも込めて。猛獣は紳士の顔をして…