これは考えるものじゃない
オゾン監督は彼の好きなように描いて、天才的なバランスでストーリーが成り立っているように思える。
ストーリー<描きたい絵がある
って感じなのかな
恐ろしい程の美意識の持ち主なので、映像にはかなりこだわりを持っているんだろうし、彼の審美眼によって選りすぐられた役者たちを観たくて彼の映画を観ているところがある
ここは放り投げてもいける、ここはきちんと説明が通るように描こう、というバランス感覚が優れている感じがする。
最終的に映画としてまとまればOKくらいのアバウトさというのかな?
描きたい映像がありそれを繋ぐストーリーがあり着地点を探す作業。
オスの三毛猫や寄生双生児の話でこれでもかという説得力を持たせる
そして性癖を爆発させたシーンを好き放題描く(もうこれに尽きるのでは😅)
いやそれらのシーンでさえもちゃんと考察できる要素が散りばれられていてすごい。
神がかりじゃん
「含みを持たせる」のがすごく上手いな〜と他の作品を観ていても思う
クロエはイザベルを受け継いでるのかな?