高橋早苗

ラッキーの高橋早苗のレビュー・感想・評価

ラッキー(2017年製作の映画)
4.2
「魂なんてない!」と叫ぶ現実主義の90歳は

自身が ブっ倒れる

という現実を受けて
はて、これから・・・?と考え始めるのですね
(御年やっと、考え出したのかい?というツッコミは まぁ置いとこうw)



…しあわせの〇〇、ハッピーなんとか…などという
《みんなで幸せになりましょう》と誘いながら
《私、不幸せなんです》宣言をさせるような
裏を返せば すかさず 不幸自慢に入っちゃうような


そんな甘ったるい作品どもには、まるで 後ろから(静かに、あくまでも静かにw)一撃を食らわすような この作品。
終活もぶっ飛ばせ。な匂いプンプンw


・・・観た人の数だけ
《こたえ》がある映画ね


「パターソン」が
リアルタイムの 日々の 歓びなら

「ラッキー」は
終わりを 意識した 老いの歓び
・・・ってところか。

そこに、絵に描いたような笑顔は いらないのだよ。


見よ!この仏頂面!
…大丈夫。本編ではとびっきりの笑顔もこぼれます♪☺️
高橋早苗

高橋早苗