さよなら種田

ラッキーのさよなら種田のレビュー・感想・評価

ラッキー(2017年製作の映画)
3.4
おじいちゃん可愛い映画。

こんなにも評価が高く愛されているのは
主人公の愛らしさと名言の数々からだろうか。

美しい町で
毎日同じような過ごした方をする90歳のラッキー。
元気であった彼が倒れた事をきっかけに
死について考えるようになる、というお話。


同じカットでいつもとは違う行動をするシーン。
何年も続けているルーティンに変化をつける事で
彼の心境や考え方が変わっている事を表す分かりやすい演出。


動きは少ないがキャラクター達の会話は
割と観てられるほど面白くどこかリアリティを感じる。


のんびりとした雰囲気を味わえる映画だが
その中にも心に響くような台詞が多く
ただ楽しむだけの映画との線引きもきちんとされている。

最後に悟りを開いたかのような長台詞は
少々やりすぎな気もしたが、、



喧嘩の為外へ出た後ラッキー達は何処へ向かったのか。

声のしない電話の相手は誰か。

分からない点も多かったが
誕生日パーティーでの表情や歌の歌詞は
何かその空白の部分をイメージさせるものでもあったかもしれない。
さよなら種田

さよなら種田