この映画を検索した時にイギリス版大奥と書かれていたのを目にしたけどまさにそんな感じ。愛されたい女王、女王の寵愛を受けたい者たち。ドロドロした世界。
あまり好きじゃなかったエマ・ストーンを可愛い!と思えた作品だったんだけどそれはビジュアルだけ。アビゲイル、恐ろしい子!
女王に取り入るアビゲイルがあからさま過ぎる。女王はそれを見抜けなかったのか薄々は気づいていたけど優しさが嬉しかったのか。
女王のキャラもなかなか強烈だった。不幸な出来事が続いて体調も悪く気の毒だったけど、サラとアビゲイルのバトルに自分は愛されていると…。
最初はなんとなくアビゲイルを応援してたけど、人としてやっちゃいけないだろうという線を越えた辺りからドン引き(笑)手紙の件もウサギも。
うわべだけの取り繕った優しさか真実を言ってくれる優しさか…といったら後者の方が信頼できると思うんだけどな。
ラスト、ここで終わるの〜?っていう。絵画のような豪華なセット、荘厳な音楽の中、男性陣の変なカツラとメイクが滑稽だった。あれはあの時代にイケてたやつなのか…?