ごろり

女王陛下のお気に入りのごろりのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

世界史は苦手なのでイギリスとフランスが戦争してるんだなくらいしか世界観はわからず、物語に入り込めるかなと思ったんですけど女王と側近2人の愛憎入り交じる三角関係が観ていて楽しかったです_(:З」∠)_
ヨルゴス・ランティモス監督作品の中では癖強めではなく「なんだコイツら😫」感も薄めでしたね!(あくまで他の作品と比べたらですがw)
史実を元にしているのと、他の作品と違って監督が脚本を書いていないのが関係しているんですかね??
新作「哀れなるものたち」も監督が脚本を書いていないので実はそんなに癖強くないのかな??

とりあえず英国貴族の男達の出で立ちや行動が滑稽で笑ってしまいましたww
他の映画とかでもだけどあのカツラやっぱおかしいよねww
裸の小太りのオッサン(多分こいつも貴族、いじられ役の貴族?)にオレンジ投げつける遊びしてる貴族の男達なんなんだよww

エマ・ストーン演じる没落貴族のアビゲイルがレイチェル・ワイズ演じる女王の側近サラを頼り宮廷の召使いになるところから物語が始まるわけですが、このアビゲイルが計算高い行動で女王に気に入られ成り上がっていく姿が痛快でもあり、手段を選ばない姿が恐ろしくもありましたね(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ

レイチェル・ワイズは「ハムナプトラ」の頃から綺麗な俳優だなと思ってたし、「ロブスター」で近眼の女を演じてたときも綺麗だったけど、今作では貴族の上品な服装がめちゃくちゃ似合ってて凄く綺麗でした(;//́Д/̀/)ハァハァ
強くて気品のある女性でカッコいいんですけど、女王に気に入られて成り上がっていくアビゲイルに嫉妬して彼女を排除しようとする姿が醜かったです(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
女王と幼なじみということを利用してアビゲイルの前で女王と自分にしかわからない話題を展開して除け者にするのが「うわぁ😩」
って感じで凄く良かったですww

オリヴィア・コールマン演じる女王も最初はクソ馬鹿な女王だなと思ってたんですけど、彼女がポロッと喋ったことが心を病んでしまった原因の1つなんだなとわかってからは最初と見方が変わっていきましたね_(:З」∠)_
彼女が癇癪を起こして自分がいる場所さえもわからなくなってしまうシーンの演技が最高に良かったです!!
てか癇癪を起こしたり理不尽にキレたり泣き喚いたり大人しくなったりと情緒不安定な感じの演技全体的にめちゃくちゃ良かったです(;//́Д/̀/)ハァハァ
アビゲイルとサラが女王を巡って争ってるのを知りながら、さらに2人の嫉妬心を煽るような行動を取るのが「私の為に争わないで🥹」な感じで愛を感じててヘラってて最高でしたww

アビゲイルの策略でサラを追い出したわけですが、その後に女王がアビゲイルの本性に気付くも時すでに遅しで「あぁ・・・コイツらもうダメだ」な終わり方が良かったです_(:З」∠)_

アビゲイルにも手段を選ばずに成り上がっていこうとする理由がしっかりあったりとかどのキャラも陰湿さはありつつも決して憎むことのできない理由があって好きでした!!
ごろり

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