このレビューはネタバレを含みます
権力への執着、欺き、名誉と地位
自分の欲望を実現するために女王を利用する。
女王が可愛がるウサギのように、気に入られるためには手段を問わない2人。
最終的に勝ったように見えたエマストーンだか、女王も大切な何かを失ったことに最後気づいたか。
最後、女王が強くエマストーンに当たり、頭を掴みながら足を揉ませる。
1分近くの沈黙。エマストーンは何を思っただろう。こんな未来を望んでいただろうか。心は豊かになっただろうが。
もっと他のやり方があったのではないか。
そう考えていたのかなと想像した。
哀れなものたち、ロブスターを見ての感想としては、ヨルゴス作品の共通は何かで縛ることなのかな。
今回は「愛」。哀れなものたち、ロブスターは、管理されている環境からの脱出が焦点に置かれるが、今回は城の中になるべく居続けるために邁進する話だったように感じた。
映像美、役者達もかなり綺麗なメイクをされており、そこと対比するような泥試合が繰り広げられる様は良かった。