このレビューはネタバレを含みます
幼い頃からの親友であったサラとアン。
「アナグマみたい」…良くも悪くも普段からストレートな物言いのサラであるがその二人の関係性は最早決して他人が入り込む事のできない領域。
次第にアビゲイルの優しい嘘に堕ちていくアンでしたが、
終盤その絆の深さを目の当たりにして涙するアビゲイルがとても印象的でしたね。
アビゲイルの本性に気づいた後のあのラストのウサギを透過させる演出は「子供」のような存在であったサラを失ってしまった事への喪失感と罪悪感を表現しているのかな?
いずれにしてもあの最後のオリヴィア・コールマンの表情は秀逸。
2024年28本目