えり

女王陛下のお気に入りのえりのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かったし、鑑賞後切なくなった

登場人物みんな濃くて、入り組んでねじ曲がっていく様子に、どんな結末が待ち受けるのか分からなくて楽しめた

強気で気高く、自分の意見を通さないと気が済まない系なサラがちょっとヤダなと思ったりもしたり、
純粋そうで途中から頭角を現し始め、可愛いけど計画的でダークな面豊富なアビゲイルと、子どもっぽくて感情の起伏が激しいアン女王

3人+ハーリーに、見ていてちょっと振り回されたけど、後半、顔の半分が下がり、体を動かすのも困難になり、全然楽しそうにしないアンを見ると、笑っていた頃を思い出して「やっぱりサラが必要なんだな」と思ってなんかモヤモヤしたり切なくなったりした

女王に会ってハーリーの意見が少し通じたのは嬉しかった
チャプターの言葉が誰かの言葉として出てくるのも面白かった

アビゲイルの作戦がハッキリわかったときのサラの動揺が伝わってきて、そこからちょっと怖くなってきた
あと毒(?)を盛られたサラが馬から落ちたとこからめっちゃ怖かった

女中のいじめは酷いし舞踏会のダンスがダイナミックでユニークで疲れそうだったり、ストーリー以外でもつい注目はしてしまうところがあって飽きずに観れる映画だった
えり

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