MASAHIKO

ザ・スクエア 思いやりの聖域のMASAHIKOのレビュー・感想・評価

3.5
新自由主義におけるアートの講義で紹介されて視聴。
美術館が個人(企業)の資本によって成り立つことで、その個人にそぐわない内容の表現は行うべきではないという自主規制が働きつつ、利益を増大させるために作品の意に反する過激なプロモーションが展開される可能性が常にあることがわかった。
表層には出てこない表現の不自由が経済によって正当化される現状において、どう抗っていくのか考えるきっかけになった。

映画自体は面白かったが、ジリジリと居心地悪くなっていく様が、個人的には見ていて辛かったので3.5に。
MASAHIKO

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