このレビューはネタバレを含みます
Amazon Prime Videoで鑑賞。
現代の個人や社会が有する表面的で姑息な配慮/寛容さ/多様性の尊重の醜い実態を、現代アートや四角形のモチーフを用いて暴き出す。……しかしながら起伏に欠け…
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面白かった。2時間半の上映時間を長く感じなかったほどだ。
善人ぶった人間の欺瞞をこれでもかと突きつけてくる。
あなたならどうする?と。普通の人間で、自分では善人だと思っているそこのあなた、あなたなら…
ザ スクエアは信頼と思いやりの聖域です。
この中では誰もが平等の権利と義務を有します。
連中は地獄で死ね。
もし道であったらぶっ飛ばす。
人を震え上がらせて金儲け
なぜ奴等を生かせとく
…
「これじゃ猿に笑われるはずだ!」
と言う絶叫ラストシーンを思い出した。
人間が人間でいる限り“スクエア(誰もが平等の権利と義務を持つ、信頼と思いやりの聖域)”の周りを(あの階段の様に)ぐるぐる回って…
前半60分がいささか晦渋かつ凪いでいてくだくだしかったが、それ以降は示唆に富んだ内容でかなり倫理観を抉ってくる。
殊に80分あたりからの資本主義的道徳に満ちたプレゼンと曲解された表現の自由の描写が…
あらゆる事象が起きて散らばったまま終わる系だったので初めて見た時はピンとこなかったけど改めて見たらわりと良かった。
現代美術館のキュレーターという立場で真っ当な人間である主人公は、ホームレスにお金を…
初めて忌避ってこういう感情かって思った。怖いっていう感情とかとも違くて、気持ち悪い、おぞましいってのに近いのかもしれない。(とにかくすごく初めての感情を揺さぶられる感じ)
明るいのに怖いとかの矛盾す…
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