とうがらし

七番目の道づれのとうがらしのレビュー・感想・評価

七番目の道づれ(1968年製作の映画)
3.7
ロシア革命が起こり、前国家(ロシア帝国)時代に知識階級だったアダーモフの後悔と良心を描いた話。

グリゴーリ・アロノフと共同したアレクセイ・ゲルマン監督のデビュー作。

どんなに知識があろうとも、混沌と困窮の前で歯が立たない。
監禁から解放されても、アダーモフはどこにも居場所がない。
監禁されている者のために自ら帰っていく。
自分が役立つのであればと、革命軍に協力するも、最後は己の真っ白な信念の前に倒れる。

道づれとは、
太陽と地球
地球と月
宇宙空間に例える、ものの道理であった。

では、七番目とは?
それは観てからのお楽しみ。
とうがらし

とうがらし