サミー

七番目の道づれのサミーのレビュー・感想・評価

七番目の道づれ(1968年製作の映画)
3.0
何があっても変わらぬ自身の心の中の指針というものを描いている映画です。
視点を変えますと、心の中の指針以外のものは何に変えても生きていける・変えてでも生きていかなければならないということでもあると同時に描いています。
社会派ドラマです。


とてもシリアスな映画です。
時代が変化したせいか?時代の変化に乗れなかったせいか?そもそもがそういう性格だったからこそ招いてしまった事態だったのか?もしくは…
どれだったのかは分かりませんが、人間の人生とはほんのわずかな変化でこれほどにも困難に直面してしまうのだといえます。



ロマノフ王朝滅亡の時期を描いた映画です。
赤軍と白軍。
どちらがどうであるかは実は幸せには関係がないことなのですが、自分がどちらを選ぶのかまたどちらが時代の流れをつかんでいるのか・民衆の心をつかんでいるのかによって人の幸せや日常はかくも簡単に翻弄されてしまうのです。
困難極まりないです。
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