チリだとこの世界観が普通かもしれないので深く言及することは出来ないけど、これが日本での作品だったら間違いなく低評価。
私の周りにトランスジェンダーの人がいないので適当なことは言えないけど、主人公と対立して出てくる人物が総じて攻撃的。
この作品が、ノーマル(この作品での言い方を参照)とLGBTQsを対立させることに重きを置いてるのなら良い作品と思うかもしれない。
血で血を洗う戦争みたいなものを求めてるならいいけど、こうした問題に対して理解がない/理解ができない人を攻撃したいだけなの？
多様性という言葉は嫌いだけど、多様性という言葉が別の何かを傷付けるための武器になってる気がするよね最近。
結局やってることは同じなのにね。
2人の愛がこの映画の全てならそれでいいけど、社会性がある問題が含まれているからこそ、凄くもやっとした。
犬を取り戻せたのはよかった。
