このレビューはネタバレを含みます
正体不明のピエロに惨殺されていく一夜を描いたスプラッター映画。
ピエロを題材にしたホラーはいくつかあるが、今回のピエロは一言も発さないモノクロのピエロ。
すぐに反攻されるので弱いのかもと思ってしまうが、結構耐えるタフなタイプ。
刺された時さえも声を上げないので本当に生きているのか不安になるくらい(ネタバレ?)
おばさんに母の愛を説かれた辺りで
「もしかして過去に虐待とかがあったのかな…?」と一瞬同情しそうになったが、しっかり惨殺していたのが面白かった。
また、この手の悪役は刃物を得意としているイメージがあったが、追い詰められて銃を撃った時は笑った。
たしかに誰も使っちゃダメとは言っていない笑
最後は車で轢き殺そうとしていたし、結構殺すためならなんでもやる感じはいい悪役だと思った。
建物内が赤や青のライトで照らされており、画的にもきれい(サスペリアに似た感じかも)
この手の映画はもう如何に殺し方を魅せるか、悪役に魅力を持たせるかだと思う。
ピエロは人間に近いが決定的に違う感じが怖かったが、もうちょっと遊べたとも思う(続編に期待できる)
冒頭、最後のシーンは結局恐怖と悪意が感染していくのかなと思わせる…けどなくても良かったとも思う……。