志麻凛

映画 中二病でも恋がしたい Take On Meの志麻凛のレビュー・感想・評価

3.5
アニメ1期2期を見た勢いで今作を視聴

六花がイタリアに連れて行かれてしまう。あと少しの期日で、勇太と六花の恋人の関係が引き裂かれてしまう。勉強も上手く行っておらず、残された手は“駆け落ち”だった。舞台は日本全国となり、2人の運命を誘う、旅が始まる!

そのように、日本全国が舞台という事で京アニの他作品要素が詰まっていたらしいです。私は、瞬時に認知出来ませんでしたが、『たまこまーけっとの商店街』や『涼宮ハルヒの憂鬱のファミレス』が作中に描かれていたようです。(YouTuberのたぐぢエンターテイメントさんより)

こういう演出をするのが京アニさんやな。作成した1つ1つのアニメに対する愛が感じられます。そしてアニメだけでなく、勇太と六花が向かった先の地方における要素も出しています。なので将来的に時間とお金があれば、観光を楽しみつつ聖地巡礼をしたいな。

内容として、素晴らしいと思ったのが
勇太が立花の成長に対して『蝶』を用いていて、その後に勇太が六花にあげた指輪に『蝶』が付いている。今後に向けた、勇太の六花に対する希望と2人で今後も歩みたい気持ちが現れていました。勇太が傷ついた蛹が成虫し、その傷を抱えたまま空へ羽ばたいていることも関わっていると思います。中二病を持っている六花が高3になっても、それを共に歩んでいく事も示唆しているのかな。

終盤に、アニメ1期主題歌の
『Sparking Daydream』が流れた時に、自然と涙が出てしまいました。こういう心最高です!そして、凸守と丹生谷のコンビも炸裂していて面白かったです。
志麻凛

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