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映画 中二病でも恋がしたい Take On MeのTELのレビュー・感想・評価

4.1
かなり面白かった!

観る前は全く期待してなかったし、よりにもよってなんでまた中二病が新作?と思ってしまいました。でも、映画の冒頭で撮影タイムがあるという新しい取り組みが気になってノリで映画館に行ってきました。

内容はTVシリーズとあまり変わりません。六花が中二病から卒業するとかしないとか、そして十花(六花の姉)が六花をイタリアへ連れて行こうとし、それに抵抗する六花や勇太たちが奔走するという内容。

でも、京都から兵庫や大阪、さらには東京から北海道と日本中を飛び回るダイナミックな展開。さらにその行き先で観光したり美味しいものを食べたり、京都アニメーションが出掛けたあのアニメのあんな場所が描かれたり、、、そして「中二病でも恋がしたい 戀」1話で六花が言ってた「お城の建物」に入ろうとしたり・・・そんな細かな演出が面白い!

また、内容もギャグからシリアスまでバランス良く盛り込まれていました。森夏と凸守の弱みを握った十花が二人を手足のように使ったり、この二人の変な関係などなどがかなり詰め込まれているので、ギャグパートはかなりの面白さです。

シリアスなパートも、勇太と六花のこれからの関係について悩んだりギクシャクしたり、十花と六花の現状について真剣に話し合ったり、さらには六花の母まで出てきたり・・・TVシリーズとはまた違った真剣な二人の関係を観ることが出来ました。

キャラクターもみんなちゃんと出番があったし、個人的に好きな七宮が結構なキーポジションを担っていたのは嬉しかった。何気に一色もあんなところで出てきたのは笑いしかなかったです。

といったわけで、かなり完成度の高い映画だったと思います。「中二病でも恋がしたい」のファンなら観ておいて損はないでしょう!また、京アニの色んなアニメがところどころ出てくるのも見どころです。オススメ!
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