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大河のうたのsonozyのレビュー・感想・評価

大河のうた(1956年製作の映画)
3.5
インドの巨匠サタジット・レイ監督の〈オプー三部作〉の2作目。
(原題/英題: Aparajito / The Unvanquished ≒敗れざる者)

ヒンドゥー教の聖地ヴァーラーナシー(Varanasi)のガンジス川近くに両親と暮らすやんちゃな10歳の頃から、成長し優秀な成績でカルカッタで学び奨学金を得る16歳の頃までの波乱万丈な物語。

この三部作、人が(割と突然)死にすぎなんです。
それと、ガンジス川の水辺で竹の棒に重そうな石のような重りをつけた器具でいつもトレーニングしてる男が妙に気になったり...
なので、大きな苦しみ/悲しみを抱えながら生きていくオプーの人生が胸に迫るはずが..ちょっと可笑しみも感じてしまったりも。

しかし、聖なるガンジス川は、日々多数の人々が洗濯やら沐浴やらで相当汚い水。
沐浴するだけでもヤバそうですが、まさか飲用にも…
信仰って怖い。。

貧しい中、どこか飄々としたお父さんの運命も悲しいですが、常に家にいて料理や家事を続ける孤独なお母さんのネガティブ引き寄せオーラも悲しすぎる。

※DVDの画質が酷いので、criterion channelのレストア版(英語字幕)にて。
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