えりみ

散り椿のえりみのレビュー・感想・評価

散り椿(2018年製作の映画)
4.4
木村監督前2作をTVでみる度
「劇場で観たかった」と思っていたので
念願叶った&格闘家😏岡田准一が好きなので大幅加点😊
岡田君は主演の他、「追憶」に続き撮影者と今作では殺陣でもクレジット。
俳優ではなく映画人として生きていくつもりか。
時代劇も好きやしチャンバラもあったし吃驚する程の血飛沫も見れたしデカいスクリーンでゆったり鑑賞(思ったよりお客さんおった)出来て言う事無し。
リフレインするゴッドファーザー😲のテーマ曲♪

わざわざ散り椿が咲き終わってからスタートすることで、春の終わりから翌春までの四季の移ろいを魅せる。
全編オールロケ🏯🗻🌸
雪がものすごく降っていたり雨が降っていたり霧が出ていたり😨と
撮影条件としては最悪😱と思われるコンディションがこれでもか!と出てくる。
真上、正面からライトが当たっているようなシーンは1つもなく、
かといって暗くて何も見えないとか画像が粗くてガサガサするようなシーンもなく、
兎にも角にも木村大作キャメラマンのドヤ顔🤥する為の設定としか思えない😅
基本的には常時3台のキャメラを回し、
多い時には5台使うとか。照明さん泣かせ。てか何処にも照明置かれへんのちゃうの?
紅葉バックの黒木華のカットがきれいかった。
髪を洗ってもらう麻生久美子の浮き出た鎖骨も美しかった、
さすが女優を綺麗に撮る木村大作😍
家の戸あんなに開け放ってたらそら寒うて死ぬわっ!と思ったら
光量を補う苦肉の策知り納得😮
夜のシーンが2つしか無いのもオールロケの為だとか。
撮影は2017年5月15日~7月5日。
ファーストシーンは雪やなくて塩なのね❄
唯一ロケセットで建てたのは坂下家との事。お城は彦根城で、道場は長野の松代市にあるもの。
国泰寺や重要文化財の浮田家。
富山にある国登録有形文化財の「豪農の館・内山邸」は榊原家として登場。
あの椿はわざわざシーンの為に植え替えて撮影したんだとか。
花も作って付けたらしい😮🌼

クレジットは全員本人の直筆と思われる。
麻生久美子がペン字の先生ばりにきれい。
皆楷書で書くようにいわれているのに監督だけ崩し字で特別感アピール。
最後、葉室麟に捧ぐとあった。
原作者は昨年亡くなっているのね。
原作未読。

今まで見た事ないチャンバラを!というのが監督のリクエストだったらしく、
岡田准一は異常に重心が低い!得意の体術も披露。最後の鬼👹が見どころ♪
西島秀俊の最後の戦いもイイ!
力の抜けた暗殺剣のような動きが印象的。
岡田君との対決シーンはさすがに相手が悪くて僅かに見劣り。
四天王と云われている同門4人の剣筋が皆違うのはご愛嬌😅
緒形直人は渋かったが鶴瓶師匠の息子は腹切るだけで見せ場無し。

ココが気になる❕
は見ちゃダメ😀
池松壮亮ちょんまげが似合ってないというか子供の頃のラストサムライを彷彿😁
あと走り方!半ズボン履いた子供やないねんから‼
富司純子の演技が浮いてる。
主君の警護が少なすぎる😨
新兵衛が無頼漢すぎる。
8年前ホンマに仕官してた?
あれじゃあもう傾奇者やん。
ほんで岡田クンだけ月代剃らへんのズルい。

岡田君は平蔵の絶命するシーンで撮影を担当(平蔵役で出演しているのが木村大作監督の為)。
あの土砂降りのシーンを心の目で撮れっと言われたらしい。
無茶ブリや🚬
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