へちまびと

バック・トゥ・ザ・フューチャーのへちまびとのレビュー・感想・評価

4.0
BTTF。
こんな略称で通じる映画は少ない。他だとSW(スターウォーズ)やT2(ターミネーター2)くらいしか思いつかない。
それだけ説明不要の名作ということだ。

彼女やパパの俳優がパート1とそれ以降で違うとか、そもそもマイケルJフォックスじゃない俳優で結構なところまで撮影終わってたの捨ててやり直したとか、トリビアにも事欠かない。

よく考えてみると、過去の改変で実家が貧乏な家から裕福な家になった際に、そうなる前の家族に対する感傷が何も描かれていない。
ほぼ他人と言っていい変わりぶりなのだが……

しかし、「マーティは家が綺麗になって自分用の車もゲットして、もうそれで100%満足なんすね……」とは思わせず、「マーティ、クソみたいな家族がゴキゲンな面子になって、良かったね!!」と楽観的に終わるラストでみんなハッピーだ。