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チャーリーズ・エンジェルのmのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)
3.0
@「翼をちょうだい」

エンジェルパワーでGo!をより広く解釈した作品。前作のファンを楽しませる配慮もありつつ、女性による女性の為の作品により仕上げたイメージ。

ドラマ版は観ていなくて、ナタリー(キャメロン・ディアスさん)ディラン(ドリュー・バリモアさん)アレックス(ルーシー・リューさん)が出演している、『チャーリーズ・エンジェル』と続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』が幼い頃の憧れだったため、今作は敬遠していた。
リブート作品かと思いきや、随所にナタリー、ディラン、アレックスの要素を置いておいてくれて楽しめた。一応『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』の続編になるのかな。
またドラマ版を観ていないから、詳しくはわからないけれど、ドラマ版の方々も出ていらっしゃる?

監督がエリザベス・バンクスさんというのを最初から知っていればもう少し楽しめたかもしれない。彼女はより〈女性〉を前面に出す演出、ストーリー展開をする方だ。
今作もナタリーとディラン、アレックスが笑顔で言っていた「エンジェルパワーでGo!」を違う意味合いで見せてくれる仕掛けになっている。

今作はお色気は少なく、(オープニング、クリステン・スチュワートさん演じたサビーナのハニトラは可愛くて、私も仕掛けられたいと思ったが笑)コメディ要素も少ない。
女性・成長という視点をより濃厚に仕上げたものなので、若干、チャーリーズ・エンジェルという基盤のある作品を使わなくてもよかった気がする。

ナタリー、ディラン、アレックスが着ていた衣装なども出てきて、今作の敵であるホダック(ジョナサン・タッカーさん)が前作の痩せ男(クリスピン・ヘリオン・グローヴァーさん)に似ていたりと、前作をリスペクトしている意思は感じられた。
セクシーなダンスシーンもあった笑 前作のストリッパーのほうが好きだけど笑
『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』でマディソン・リー(デミ・ムーアさん)を倒す時のオマージュなんかもあったね。

クリステン・スチュワートさんの美しさは健在なんだけど、エラ・バリンスカさんのスタイルの良さはえげつなかった。
もちろん、ナオミ・スコットさんは可愛らしく(『アラジン』観ていないから知らなかったんだけどジャスミン役だったんだ!) エリザベス・バンクスさんのべっぴんもいい。

女性が楽しめる作品であるのは確かだけど、女性を前面に出し過ぎている感はある。
武器庫の美しさは『キングスマン』に勝てないね笑

追記
最近、『チャーリーズ・エンジェル』でルーシー・リューさんがビル・マーレイさんから嫌なことされたと告発しているけれど大丈夫かな。告発はいいんだけど、ルーシー・リューさん好きだからこの件で仕事減ったりしないといいなぁ…。

追記の追記
Run-D.M.C. - It's Tricky
最近よく聞くけど耳に残る軽快な曲ね。
作業BGMで吹き替え流してるけど、作品の良さ消しまくってて残念。みんな同じ声に聞こえるし、キャラクターに合ってない。サビーナはもっと軽く演じて欲しいな。せっかくクリステン・スチュワートさんもいつもよりはっちゃけているのだから。

ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★★☆☆
設定 : ★★★☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ★☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆

cc/女スパイ?──私たちは天使よ。
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