坂本安美

夜明け前の子どもたちの坂本安美のレビュー・感想・評価

夜明け前の子どもたち(1968年製作の映画)
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『ぼくのなかの夜と朝』や『富士山観測所』も見れた。柳澤さんの映画を観ていると、ジョン・フォードの映画を思う。とにかく映っている人たちが、惚れてしまうほど生き生き、輝いているのだ。障害を持っている、とかそうした問題を憂う前に、彼らの魅力にまいってしまう、それが柳澤マジックなのでは。映画はどうしたら、この世を、ロクでもないこの世を愛することができるか、そこに力量が賭けられていると、ますます感じる今日この頃だ。
坂本安美

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