湯っ子

さよなら、僕のマンハッタンの湯っ子のレビュー・感想・評価

3.2
夫がジェフ・ブリッジス好きで、何か彼の映画を観ようとしていたので、これを勧めた。私は以前観ていたけどあまりよく覚えておらず、二度目の鑑賞。
ニューヨークの街が美しく撮られていて、役者たちも魅力的。

主人公が父親へのコンプレックスを克服し、成長する話。
父親の不倫相手と寝ることも、父親への復讐であって、ほんとうの心は、彼女に対してはない。
彼女もまた、愛する人が手に入らないもどかしさを埋めているだけ。
初めて観る夫が、この2人を見て「なんだこれは!どういうこっちゃ?神の創造物(もともと好きだった女の子ミミ)はどうしたの?」と騒ぐので、上のように解説したり、良い感じにああだこうだ言いながら観られて面白かった。

ひと晩たって思うのは、設定はなかなか強引かな。
主人公の出生について、親たちがしたことに対しての決着が軽すぎるような気がした。
もっと葛藤があるはずだし、泥沼になるような気がする。
ニューヨークのアーティストだから、ということで説明ついちゃうのかな?
私は日本の庶民なのでわかりませんが…
湯っ子

湯っ子