rob

さよなら、僕のマンハッタンのrobのレビュー・感想・評価

-
2019/07/07

こんな脚本よく思い付くなと思った。
最初から最後まで出来過ぎているというか、洗練されていて「ああ、映画観たな」という気分になる。

色々な考えや感情が交錯していて、なかなか複雑で衝撃的なシーンもあるけれど、ほのぼので柔らかいもので包んでいるよう。人間関係の緻密さや、ノスタルジックな雰囲気も大変好み。
印象に残る台詞も多く、挙げればキリがないかも。個人的にはカメラワークも好きだった。

が、登場人物に全く感情移入出来なかった。
特に主人公トーマスと、父親の愛人であるジョハンナの行動が理解出来ず、頭を抱える事が多かった。秀逸な物語であるにも関わらず、気持ちが追い付かないのは自分がまだ大人になれていないからかもしれない。
rob

rob