てんやもん太郎

さよなら、僕のマンハッタンのてんやもん太郎のレビュー・感想・評価

4.2
全く展開が読めなかった。
全てが絶妙なさじ加減。
こういうのをセンスが良いというのかな。

俳優のトーンを抑えた演技が本当に素晴らしい。
これは自分の好みなんだろうけど、盛り上げようとし過ぎるのが嫌だ。
泣いたり、叫んだり。
最後の方の作家先生の理性的に、しかしそれでも感情が少し溢れてしまうシーンに、不意に涙が溢れてきた。

どの俳優さんも、理性的な感じがして、そこにとても好感を持てた。
そして観ていて全然疲れないんだよな。
もちろん野獣のような演技にも魅力はあるのだが。