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トリプルXのadeamのレビュー・感想・評価

トリプルX(2002年製作の映画)
1.5
「ワイルド・スピード」で成功を収めた監督主演のコンビが続けて手がけたヒット作。
スパイアクションにエクストリームスポーツの要素を掛け合わせ、新鮮味を出そうと試みています。
大味なストーリーはこの手の作品には付き物のなので気にならないというより、むしろ期待通りだったのですが、アクションの必要性が丁寧に埋め込まれていないのは観ていて白ける要因でした。
爆破シーンを撮る為、スタントを披露する為、エクストリームスポーツの要素をねじ込む為に場面設定や展開が決まっていったような印象で、その強引さをユーモアで緩和してくれる訳でもないので、素直に没入できませんでした。
プラハを舞台にしている割には美しい街並みがあまり拝めないのも残念でした。
そして何よりヴィン・ディーゼルにスパイらしいスマートさが感じられないのがネックで、かと言って新たなスパイヒーロー像を構築できている気もしませんでした。
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