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バグダッド・カフェ 完全版のsaboのレビュー・感想・評価

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鑑賞日2023/11/07

カリフォルニア州モハーベ砂漠の小さなカフェとモーテル“バグダッドカフェ”。
女主人のブレンダは日々の日課の様に苛ついていた。
間抜けで怠惰な夫サル、ヴィッチを絵にしたような娘のフィリス、息子のサロモはそんな母の苛立ちを煙たがるようにピアノを掻き鳴らす。
そんなブレンダの苛立ちはついに爆発。
夫サロを叩き出してしまう…
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カフェの店先で脱力するブレンダのもとへ一人の女性が訪れる。外国人旅行者と思われる彼女は寂れたそのホテルの宿泊を申し出た。
女性はドイツからの旅行者でジャスミンと名乗った。行きずりの旅行者と思われたジャスミンだったが翌日もその翌日も彼女は逗留した。
不信感を抱くブレンダとは裏腹にブレンダの二人の子供達はジャスミンに対して好意的に接し始める。我慢できなくなったブレンダはジャスミンに対して『子供達を可愛がりたいなら自分の子供を可愛がればいい!』と言い放つ。
そんなジャスミンの口からこぼれ出た言葉は
『子供はいないの…』

この砂漠の真ん中の荒涼とした町で、崩壊した家族の中で、ジャスミンの存在は確実に“何か”を変えようとしていた……

※本作は可能な限り予備知識無しでの鑑賞をオススメします❗(*-ω人)✨
※本作は可能な限り予備知識無しでの鑑賞をオススメします❗(*-ω人)✨
※本作は可能な限り予備知識無しでの鑑賞をオススメします❗(*-ω人)✨

大事なことは三回言わないとね!

❗感想(ネタバレ含む)❗
(・∀・)こばちゎ♪

むはぁ〜(*´﹃`*)ついに!ついに!見れましたwww『バグダッドカフェ』
中学生くらいの時にTSUTAYAの冊子か何かで紹介されているのを見て、淡白な紹介文と青空の下にそびえる黄色い給水タンクのシンプルなジャケ写に惹かれ、いつか見たいと思いつつ機を逃し続け、やっと!やっと!!でふ(ヽ´ω`)
およそ20年越しの夢の鑑賞です✨
さて、では早速、この映画を一言で言うなら『美しきdu bleu ennuyeux』です(*´ェ`*)♡

感想としては膨らみすぎた20年のイメージとは全く違いました。。。

めっっっっっちゃ良きwww
もっと平凡なカフェにおける平々凡々なヒューマンドラマを予想していましたが、実際は想像の右斜め上、九時の方角を行く作品でした!(←どんなか)

夫に逃げられた二人の女性。生まれ育った国も文化も違うふたりが最初は敵対視しながらも、やがて心を通わせ合う…
言葉に纏めると単調なのですが、それらはちょっとした“サイン”の積み重ねで、そのリアリティに一気に惹き込まれました♪

このバグダッドカフェに常駐する曲者二人+突然凸ってきた銭無しバックパッカー。
最初は胡散臭いと思っていたのに…ラストにはみんなはぁはぁするほど魅力的になってる不思議(´Д`)♡
デビー・ベビー!!゚(゚´ω`゚)゚。
とめないぜ!達者でな~。・゚・(ノД`)・゚・。

そして劇伴も最高!
もうバグダッドカフェ大盛上がりのシーンは体が動いてしまいます♪ヽ(`▽´)/
そしてテーマソングの“calling you”が最高過ぎて…アマプラでたっぷり余韻に浸りつつレビュー出来ます♡

永遠に続く幸せなんてこの世にない。
この小さな町バグダッドの空はいつだってそんな宿命を示唆するように憂鬱なブルー。
ただ空が蒼いだけなのに、どうしようもなく哀しくなって、そうしてくだらない話ししてそんなアンニュイを吹っ飛ばそう。
みんなで笑い合えばその一瞬、それは本当の幸いだから。
それでもこの幸せは永遠じゃないんだね…
きっと今だけだから
だからこそ大切に…
(*˘︶˘*).。.:*♡

80年代不朽の名作✨
皆様も…是非♪

※今回は敢えてスコア無しなのです(*´Д`)
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