「バグダッド・カフェ 完全版」
ミニシアターブームを巻き起こしたと言われている「バグダッド・カフェ」の完全版を観た。通常版すら観たことがなかったので、どの点がどう違うのかはわからないが、公開から7年後の1994年にオリジナル版に17分の未公開カットを追加したものらしい。
ジャン=ピエール・ジュネやエミール・クストリッツァのような自由奔放さを感じる作風で、如何にもミニシアターでウケそうな作品だったが、この監督たちの作品と同様に苦手な作品だった。色の使い方とかラストのショーのシーンとか、良かった点も多かったけど、どうしても好きになれない。
こういう映画はミニシアターで観てこそ光るものがある気もするからいつか劇場で観てみたい気もするが、「午前十時の映画祭」以外でかかることはあるのだろうか。シネコンで観るのとではちょっと違う気もする。出来れば通常版かディレクターズカット版を観てみたい。
