経年変化

多重障害の経年変化のレビュー・感想・評価

多重障害(1986年製作の映画)
3.8
「Deaf and Blind」四部作の最終作。被写体は再び子供たちへ。
例えば食事風景からもわかる様に、自身で飲食が可能な生徒、時折職員が手を添えれば問題のない生徒、常に1対1で介助が必要な生徒、と個性豊かな子供たちによる学びの場が映し出されていく。
また、彼等の自助レベルの僅かな差異によって細かく軌道修正していく職員の応対が実にプロフェッショナル。今作に限ってはそちら側からの視点で鑑賞するのも悪くないなと思わせてくれる

@アテネ・フランセ