このレビューはネタバレを含みます
凄すぎた。ニック・チョンとルイス・クーが。観ながら熱出すかと思った。
忠誠とか裏切りとか、恩義とか誓いとか、そういう次元を超えた先の世界に行ってしまっている二人。立場も序列も介在しない、個人と個人のラブロマンスでありメロドラマであり、潜入捜査モノなのにサスペンスじゃない。香港映画のお家芸的な題材だけど、これはちょっと革新的なのでは。
メンバーも役どころも被ってるし全体に『レクイエム 最後の銃弾』の二次創作っぽいけど、さてはバリー・ウォン先生、『新しき世界』を観ましたね!?みたいなシーンもいくつかあった。
ホイ・シウホン演じるフン兄貴の壮絶な物語もとても良かった。
ジャンユーさんは大陸のラブコメにもよく出てるみたいだし、最近はああいうポジションなのだろうか。『天使の眼、野獣の街』のサイモン・ヤムみたいでかっこよかった。でも個人的にはやっぱり黒社会キャラの方が好きなので、そのうち香港のチョンチョン兄貴を演じてください。
ひとりエリート・スクワッドみたいになってたシン・ユーもさすが。