大道幸之丞

メッセンジャーの大道幸之丞のネタバレレビュー・内容・結末

メッセンジャー(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

太陽系から3つの謎の信号が届く。発信源の土星近辺にNASAは探索に向かわせる。そこでは謎の球体を確保するが3つ揃うと宇宙内での会話が交錯するようになる。私には以下の作品の悪影響(笑)があったと感じた。

『インターステラー』
『メッセージ』
『惑星ソラリス』

ともかくNASAの命で発ったネルソン大尉は採集した貴重な球体を素手でベタベタ触るし勝手に実験を繰り返したりする。

几帳面な人ならそれだけで耐えられないのではないか(私も!

どんな風呂敷が広がるのか期待が高まるが、ラストは『To Be Continued』的なもので「えーっつ!」と思わず声が出てしまうほど。

低予算でもないしシチュエーションも悪くない。10年間も地球にのこしてしまう妻とのチェスを通じたやり取り、同じ名目で探索機を出して失敗する中国との競争、宇宙船のAIが中国にクラッキングされるなど、それなりに緊張感は作れているのに、素手でベタベタだの、NASAに背いて星雲に向かうなど、ありえない行動、ご無体が過ぎて映画を壊しています。

『珍味』のような作品。宇宙モノならなんでも観たいという方には良いと思います。