あきしげ

ウルフ・アット・ザ・ドアのあきしげのレビュー・感想・評価

ウルフ・アット・ザ・ドア(2016年製作の映画)
1.0
これは「映画」じゃなく、単なる「再現ドラマ」です。

良かった点。

・チャールズ・マンソンの信者が起こした事件の再現

悪かった点。

・大前提として映画じゃない
・ストーリーなど幻想である
・自分で調べる必要性がある
・殺すだけの内容がない作品

チャールズ・マンソンを知る人は今や少ない。
ヒッピーすら若い人は分からない可能性アリ。

そんな中で登場する本作。
マンソンからインスパイアされた作品。
そういう説明だった模様。

しかし、実際の中身は「再現ドラマ」でした。
これを「映画」として考えちゃいけないです。

チャールズ・マンソンについて調べている。
そんな人には打って付けの作品だと言える。
彼の信者が引き起こした事件が再現された。
これが本作の意味合いとなっていると思う。

主要人物たちも事件からインスパイアではない。
そのまま使っていて何倍にも薄めた感じである。

殺人には動機が必要で観ている側にも説明が必要。
ですが、本作には前置きの説明だけしかないです。
あとは自分で調べて殺人の動機を考える事になる。
それはもはや映画ではなく、再現ドラマなのです。

だから語る事がないという困った作品です。
殺すだけが目的なら誰でも作れる作品です。

面白い面白くない以前の問題となります。
チャールズ・マンソンのついて調べた方が面白い。
それぐらい本作に意味がないと感じます。

とりあえず、本作は面白くないです。
あきしげ

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