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夏の娘たち~ひめごと~のkazataのレビュー・感想・評価

夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)
3.0
映画通の間ではやたらと評価の高い故・堀禎一監督作を初めてウォッチ!

……スタイリッシュとかハイセンスと対極にあって、かつ"ヘタウマ"のようで全く"うまくない"(むしろわざとヘタに見せている)不思議な映画でした。
(編集勝負の映画と言うか、大胆な省略による"余白"を味わう感じの映画なのかな…)

常識的にはアウト(ひめごと)な性関係=生と死にまつわるあれこれを「オールOK=別に大した問題じゃない」ように描いていて、もしこれがフランス映画だったならオシャレな印象を受けるかもしれないが、如何せん長野の田舎が舞台だったりするからとにかくダサい!笑

だからと言って決して長野県や田舎をディスってるわけじゃなく(むしろ都会育ちの自分は昔から長野県大好きだから!)、「絵にならない絵作り」を徹底的にしていると言うか、ひたすら「日常風景にもならない景色」を切り取ることにこだわっていると言うべきか。

同じようにエロシーンも決してエロくならないように撮っている印象で、、、なんだろ「(100点満点で)あえて35点を狙いに行って結果40点になった」的な感じ。

……要するに珍味映画ですね(笑)
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