ラッカは静かに虐殺されているのアン子のレビュー・感想・評価

ラッカの惨状を描いた作品。ドキュメンタリーであっても、編集はどうしても主観ありきとなるものですが、この作品では「かわいそう」という気持ちが一切伝わってきません。映しだされる人々は、本人や親族の命さえもかけて活動しています。
カメラを持つ側の声や姿はあまり出てきませんが、カメラに映す人々への敬意がよく伝わってきました。
個人的に最後のシーンが好きです。声にならない現状を伝えている気がしました。