松村文彦

赤い雪 Red Snowの松村文彦のレビュー・感想・評価

赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)
4.1
一人の少年が姿を消した事件の30年後を、少年の兄、容疑者の娘、ルポライター、事件を担当した刑事を交えて予想外の結末へ展開してく映画です。ミステリー的な要素がありますが、ほとんどの謎は明かされないままに終わる。種明かしがメインでなく、この4人の人間模様を描くのがこの映画のメインテーマ。それにしても登場人物のキャラクター設定とその演技が良く出来ている。私的には刑事役の佐藤浩市の怪演が光りました。必要最低限のセリフで役者の演技、表情と風景描写で見事に映画を作り上げた監督の力量も驚きです。
松村文彦

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